先日、ドイツのベルリン旅行に行ってきました。
その際にベルリンの壁で人気のあるポイントを見てきたので、その際のマップや特に有名なイーストサイドギャラリーへの行き方・アクセス方法について紹介していきます。
ベルリンの壁の勘違い
ベルリンの壁というと「アメリカ VS ソ連の冷戦の象徴」として知られており、ベルリンを境に東西がきれいに分かれているイメージでいました。

日本経済新聞:ベルリンの壁崩壊から30年繰り返す「分断」から引用
実際には
- ドイツ全体が東と西に分かれている
- その中で、ベルリン市内もさらに東と西に分断されている

このように、ベルリンの壁は単なる国境線ではなく、東西ドイツの中にあるベルリンをさらに分ける存在だったのです。
なぜ、ベルリン内でも東西に分かれたのか?
結論として、ベルリンがドイツの首都であったため、戦勝国がその管理を東西に分けることを決定したことが理由です。
- 西ベルリン:アメリカ、イギリス、フランスの管轄
- 東ベルリン:ソ連(ロシア)の管轄
その後、東ベルリンの社会主義体制から脱出しようとする国民を防ぐ目的で、ベルリンの壁が建設されました。
現存するベルリンの壁は数箇所のみらしい
ベルリンの壁は現在、わずか数箇所にのみ残されています。
代表的な場所として、イーストサイドギャラリーやベルナウアー通り記念公園などがあり、壁の歴史を伝える観光スポットとなっています。
ベルリンの壁の地図マップ


イーストサイドギャラリー


イーストサイドギャラリーは、ベルリンの壁崩壊後に残された約1.3kmの壁を利用した世界最大級の屋外アートギャラリーです。
東西ドイツ統一の象徴として、世界中のアーティストが自由や平和をテーマに壁に絵を描いたことで有名な観光スポットになりました。
代表作には「ブレジネフとホーネッカーのキス」があり、多くの観光客が訪れていました。
※閑散期2月でも多くの人がいました。



歴史と芸術が融合したこの場所は、ベルリンの過去と未来を感じられる特別なエリアとなっています。
テロのトポグラフィー
テロのトポグラフィーは、ベルリンの歴史的な記念館で、ナチス時代の犯罪に関する展示が行われています。
かつてゲシュタポやSSの本部があった場所に建てられ、ナチスの権力構造や迫害の歴史を伝える資料や写真が展示されています。
屋外にはベルリンの壁の遺構も残されており、歴史を深く学べる重要な観光スポットになっています。
チェックポイントチャーリー


チェックポイント・チャーリーは、冷戦時代に東西ベルリンを結ぶ有名な国境検問所でした。
アメリカ軍が管理していたこの場所は、自由世界と共産圏の象徴的な境界として知られ、スパイ交換や緊張の対立が繰り広げられた歴史的な場所みたいです。



現在は、当時の検問所が再現され、博物館も併設されており、冷戦の歴史を学べる観光スポットとして人気がありました。
ブランデンブルク門


ブランデンブルク門は、ベルリンを象徴する歴史的な建造物で、18世紀にプロイセン王国の凱旋門として建設されました。
冷戦時代にはベルリンの壁の近くに位置し、東西分断の象徴ともなりました。
壁崩壊後は平和と統一のシンボルとして生まれ変わり、現在では観光名所として多くの人々が訪れていました。



周辺には政府機関や記念碑もあり、ベルリン観光の中心地となる建造物でした。
ベルナウアー通りベルリンの壁記念館
ベルナウアー通りベルリンの壁記念館は、壁の歴史と影響を伝えるために設立された記念施設です。



かつて東西ベルリンの境界線が通っていた場所で、壁の一部や監視塔が当時のまま保存されています。
展示では、分断による人々の生活や脱出の試みが詳しく紹介され、屋外展示エリアでは壁の跡をたどることができます。
【体験レポート】有名な「イーストサイドギャラリー」の行き方・アクセス方法
先日、ベルリン旅行に行った際にイーストサイドギャラリーを訪れました。
今回は、そのときに知っておくと便利だと感じた情報をレポートとしてまとめてみました。
これから訪れる方の参考になれば幸いです。



イーストサイドギャラリーの最寄りは「Ostbahnhof」「Warschauer StraBe」で、私は中央駅からアクセスしやすい「Ostbahnhof」を選択しています。


まずは、ベルリン中央駅にてチケットを購入。
ベルリンはzoneごとに料金が違い、かつ時間制で乗車できるタイプになっています。


ヨーロッパあるあるですが、チケットは打刻しないと罰金になりますので、必ず打刻できる機械にチケットを挿入して、日付を入力しましょう。



ベルリン中央駅で中々打刻できる機械がないなぁと探し回っていたら、駅のプラットフォームにありました。


10分ほどで目的地に到着します。


駅を出てから徒歩数分で、イーストサイドギャラリの最初の壁画が出てきます。








上記の人気壁画である「ブレジネフとホーネッカーのキス」のアートは、イーストサイドギャラリーに入ってだいぶ歩いたところにありました。


帰りは徒歩でベルリン中央駅まで行きましたが、徒歩1時間〜2時間程度でした。
まとめ
ここまでで「ベルリンの壁の地図マップと有名な「イーストサイドギャラリー」の行き方・アクセス方法」の解説は以上です。



本記事は以上です。
最後までご覧くださりありがとうございました。


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